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水と緑部会 (Water and Green)

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2016年5月30日(月)
第1回かいぼり隊研修会の開催

5月26日(日)に今年度1回目となるかいぼり隊の研修会を行いました。今回は、芝浦工業大学の守田優教授をお招きして、「井の頭池の湧水涸渇と地下水揚水のかかわり」というテーマで講義をしていただきました。
都民ボランティアとして、普段は池の中で保全活動を行っている“井の頭かいぼり隊"。こうした座学での研修にもみなさんとても意欲的。日曜日にも関わらず、関係団体や都職員も合わせて50名以上の人が集まりました。
特に、今回のテーマに関しては、今年始めに行われたかいぼりで池干し中の池底からこんこんと湧水が湧き上がる様子を目の当たりにしていたため、講義での質疑応答にも熱がこもっている様でした。

活発な議論が行われた質疑応答

活発な議論が行われた質疑応答

講義では、地下水とは何かという基礎的なところから教えていただき、なぜ井の頭池の湧水は涸渇したのか?水循環を改善させるにはどうしたらよいか?といった話をメインに伺いました。井の頭池における湧水涸渇と地下水揚水の関係性を分かりやすく話していただき、井の頭池の湧水復活に向けて、大変有意義な時間となりました。
また、講義後には守田先生を囲んで、意見交換を兼ねた昼食会も行われ、井の頭池の湧水について語り合う賑やかな会となりました。

守田先生と集まった皆さんで。守田先生ありがとうございました!

守田先生と集まった皆さんで。守田先生ありがとうございました!

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2016年5月30日(月)
かいぼり後の池底から水草も復活!

2014年の1回目かいぼり後、井の頭池では長い間生育することが出来なかった水草が池底から復活しました。池底に眠っていた水草の種子(埋土種子)が、「かいぼり」という、池の水を抜いて池底を干し上げる作業をきっかけに発芽したのです。
2015年11月から2016年2月に行われた2回目のかいぼり後も埋土種子からの発芽が期待されています。とくに弁天池では、かつて多くの水草が分布していたという記録が残っていること、今回が初のかいぼりであったことから、大きな期待がよせられています。
かいぼり隊は1回目のかいぼり後、池の水生生物のモニタリングやアメリカザリガニの防除を担ってきましたが、今年からは水草の調査にも参加することになりました。5月8日には第1回目の水草調査を弁天池において実施。専門の調査員や地域NPO団体、都職員等と一緒に調査を行いました。
調査は箱メガネで水中を観察し、見つけた植物を記録して写真を撮ります。
透明度がとても高いので、水面からでも池底がよく見えます。しかし、箱メガネを使うとよりくっきり池底を見ることができます。かいぼり後に池の水が入って約2ヶ月が経ちましたが、今回様々な水草の芽生えを確認することができました。
弁天池の埋土種子も、池底の土の中でちゃんと生きていたんですね!

箱メガネでよ~く観察します。熱中し過ぎて船酔い注意!

箱メガネでよ~く観察します。熱中し過ぎて船酔い注意!

池底からの発芽の様子

池底からの発芽の様子

弁天池では下流よりも上流のほうがより多く発芽していたようです。
調査はこれから秋頃まで毎月1回実施予定。
まだまだこれから発芽する種類もありそうです。今後どんなものが発芽するのか、楽しみです。

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2016年5月10日(火)
カゴワナの設置

アメリカザリガニの防除活動が今年も始まりました。
昨年まではお茶の水池のみを範囲としていましたが、今年からは弁天池、ボート池にもワナを設置しています。その数は合わせて100個!週2回、かいぼり隊が引き上げて中身を確認しています。ゴールデンウィーク中も多くのかいぼり隊員が活動に参加してくれました。

お茶の水池や弁天池では「フローター」という乗り物で作業。

お茶の水池や弁天池では「フローター」という乗り物で作業。

ボート池は陸から引き上げています!

ボート池は陸から引き上げています!

かいぼり期間中は泥の中に潜って眠ってしまうアメリカザリガニも、春以降は活発的になり、あちらこちらで確認されています。井の頭池全体に広く分布しているようです。池底からは早くも水草が発芽してきましたが、同時に切れ藻となって浮いているものも見つかっています。復活した水草が絶えないように、アメリカザリガニの密度を減らしていかねばなりません。
一方、在来種の繁殖期も始まったようです。モツゴやスジエビの中にはお腹に卵を抱えている個体が確認されました。さらに、ナマズの稚魚も見つかりました!まだ1cmくらいしかない小さなナマズ、まるでオタマジャクシのようです。今後稚魚・稚エビなども確認されるようになるでしょう。

お腹に卵を抱えたスジエビ

お腹に卵を抱えたスジエビ

ナマズの稚魚。小さくても大人とおんなじ表情!

ナマズの稚魚。小さくても大人とおんなじ表情!

ただ残念なこともありました。飼われていたと思われるキンギョが数匹捕獲されたのです。
普段は目につかなくても、池にはたくさんの魚やエビ類、トンボのヤゴなどの生きものたちがいます。また、それを餌とする鳥たちもいます。自然の生きものたちはある一定のバランスを保ちながら、つながりを持っています。家で飼育していた生きものを野外に放すことは、それらを壊してしまう原因となってしまいます。また、放された生きものにとっても良いことではありません。
家で飼育している生きものは、きちんと最後まで責任を持ってほしいと思います。

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