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水と緑部会 (Water and Green)

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2016年7月29日(金)
水鳥とトンボの調査も実施中!

かいぼり隊と進めている井の頭池の生きものの状況を定期的に調べるモニタリング調査の項目に、今年度から「水鳥」と「トンボ」が加わりました。

水鳥調査では朝7時30分に池のほとりに集合!双眼鏡や望遠鏡を使って、水鳥がいた場所や行動、繁殖状況などを記録していきます。 今年はカイツブリ、バン、カルガモの複数のつがいが繁殖しているのを確認しています。カイツブリは池全体で5つがいが営巣し、これまでに10羽以上のヒナが育ちました。2回目の繁殖を試みているつがいもいます。カルガモのつがい数・ヒナ数も近年にない多さで、かいぼり後に発芽した水草のツツイトモをついばんでいる様子が観察されています。これもかいぼりの効果ですね。

胴長を双眼鏡に持ちかえて、いざ水鳥調査!

胴長を双眼鏡に持ちかえて、いざ水鳥調査!

モツゴを食べてすくすく育つカイツブリ

モツゴを食べてすくすく育つカイツブリ

トンボ調査では、ヤゴの羽化殻を探しています。この調査を継続することにより、池で育ったトンボの種類や、数の変化等を知ることができます。
トンボは水面から突き出した水草や杭に登って羽化するので、池の周りのこうした場所をくまなく探索します。成虫も見つけ次第記録していきます。
5月から7月の調査では、10種類の羽化殻、13種類の成虫が見つかりました。羽化殻ではコシアキトンボ、オオアオイトトンボ、モノサシトンボが多く見つかっています。

丹念に羽化殻探し

丹念に羽化殻探し

羽化中のシオカラトンボを発見!

羽化中のシオカラトンボを発見!

モニタリングで羽化殻または成虫が確認されたトンボ類

モニタリングで羽化殻または成虫が確認されたトンボ類

かいぼり27によって小型の在来魚や水草が増え、水鳥やトンボ類が生息しやすくなっていると思われます。こうした変化をモニタリング調査で明らかにしていきたいと思います。皆さんも井の頭池にお越しの際には、ぜひ水鳥やトンボの様子を観察してみてください。

なお、水鳥の巣の近くで撮影や観察を行うと、親鳥が警戒して巣を放棄してしまう場合があります。遠くから温かく見守ってくださいね。

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2016年7月22日(金)
『かいぼり後の井の頭池 生きもの博 2016』開催しました!

7月9日(土)に開催予定だった「かいぼり後の井の頭池 生きもの博2016」は雨天のため翌10日(日)に開催しました。
この日は前日の雨模様が嘘のような、すがすがしい青空。たくさんの方々が展示会場を訪れてくださいました。

池内に生育するイノカシラフラスコモ

青空の下での開催となりました。

今回のイベントの目玉は、約60年ぶりに池底から復活した絶滅危惧種イノカシラフラスコモの初披露。かいぼり後に池から採集した本物のイノカシラフラスコモを水槽に入れて展示しました。

都職員もボランティアも一緒になって取り組む池底の土壌採取作業!

ついにお披露目!イノカシラフラスコモ

すでに新聞等の報道でこの水草の存在を知っている方も多く、「これが新聞に載っていた水草ですか」と興味深そうに観察する方、「復活して嬉しい、今日見られて良かった!」と嬉しそうな方、さらにはフラスコモの前で記念撮影をされた方もいました。もちろん、この日初めてイノカシラフラスコモを知ったと言う方もいましたが、皆さん「井の頭」の名を冠した植物があることに驚き、かいぼりや池の現状に興味を持ってくださったようでした。

ボート池のツツイトモ群落の様子

井の頭かいぼり隊も解説員として大活躍

ボート池のツツイトモ群落の様子

今年生まれのナマズたち

井の頭池の自然再生への取組みは、むしろこれからが本番です。イノカシラフラスコモが生育する今の環境を維持していくために、水草の天敵である外来種アメリカザリガニの駆除や、池の水循環を改善するなど、さまざまなアプローチによる地道な努力が必要となります。かいぼり隊とともに、井の頭池の自然再生目指して頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!

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2016年7月6日(水)
絶滅危惧種の水草「イノカシラフラスコモ」が約60年ぶりに復活!

井の頭池では、かいぼり後、池の透明度が上昇し、水草が生育していることが確認されてきましたが、このたび、地域の名を冠した「イノカシラフラスコモ」という水草が池底から発芽していることがわかりました。
イノカシラフラスコモは昭和32年に井の頭池周辺で新種として発見されましたが、その後は水質汚濁や外来種の移入等により井の頭池では絶滅したと考えられていました。それが、なんと約60年ぶりに再びこの地で復活したということになります。これは、外来種の排除や池底の天日干しを行った「かいぼり」の成果といえるでしょう。

池内に生育するイノカシラフラスコモ

池内に生育するイノカシラフラスコモ

かいぼり27では、かつて様々な水草が生育していた頃の井の頭池を目指して、土の中に眠っている水草の種子(埋土種子)を復活させるための取り組みを、かいぼり隊の活動の一つとして行ってきました。
かいぼり27だより(2016年2月15日)の記事でもお伝えしましたが、池の水を抜いた際に、スコップ等を用いて池底を掘り、土壌を採取し、撒き出し作業を行いました。この作業、かなりの重労働だったこともあり、かいぼり隊は水草が発芽するのを心待ちにしてきました。今回、ついにその成果が現れたことになります!

都職員もボランティアも一緒になって取り組む池底の土壌採取作業!

都職員もボランティアも一緒になって取り組む池底の土壌採取作業!

掘り出した池の土から発芽したイノカシラフラスコモ

掘り出した池の土から発芽したイノカシラフラスコモ

井の頭池では現在、ボート池を中心に「ツツイトモ」という絶滅危惧種の水草の群落も見られ、これらの切れた葉を、水鳥のカイツブリが巣材として利用したりもしています。かいぼり効果が着々と現れてきている井の頭池。今後も目が離せません。

ボート池のツツイトモ群落の様子

ボート池のツツイトモ群落の様子

ボート池のツツイトモ群落の様子

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