ページの先頭です]

本文まで進みます]


水と緑部会 (Water and Green)

ここから本文です]

  1. ホーム
  2. 井の頭池だより28

2017年3月31日(金)
イノカシラフラスコモ、新たな発芽も確認!〜水草モニタリング報告

3月25日(土)、井の頭かいぼり隊による今年度最後の水草モニタリング調査を行いました。現在、池の透明度が非常に高く、水面から池底がくっきりと見えます。さらに、この日は嬉しい晴天!絶好の調査日和でした。

昨年10月の調査と同じように、箱メガネを使って池底を観察し、水草の有無や種類を記録しました。

まずはみんなで観察。フローターから落ちないようにね。

まずはみんなで観察。フローターから落ちないようにね。

目視調査は3回目で、隊員もだいぶ慣れてきた様子。秋の頃よりは池底に生えている水草が見えるようになってきたようです。

今年新たに発芽したイノカシラフラスコモも発見!(写真提供:かいぼり隊 金子博子氏)

今年新たに発芽したイノカシラフラスコモも発見!(写真提供:かいぼり隊 金子博子氏)

調査は専門の調査会社の方々に方法を教わりながら行っています。今回は新たな調査用具を投入してみました。

それがこちら!(写真提供:かいぼり隊 金子博子氏)

それがこちら!(写真提供:かいぼり隊 金子博子氏)

中心を調査ポイントに合わせ、そこから伸ばした同じ長さのヒモを4人それぞれが手繰り寄せながら水草の有無を確認していきます。
水上のフロータ―での作業は水に流されやすく、位置を把握するのが難しいのですが、このヒモを持っていれば安心して観察ができます。

希少種のイノカシラフラスコモは、冬期にオオバンが食べまくっていましたが(笑)、まだまだ池の中で健在でした。場所によっては、池底にびっしりと密に生えていました。一部は若々しい緑色の、今年新たに発芽したと思われる株もみられ、順調に世代交代しているようです。
4月以降も水草のモニタリングは続けていきます。イノカシラフラスコモほか、水草たちの生長が楽しみです。

画像ファイルをダウンロードする(zip形式)

2017年3月27日(月)
今年度最後のかいぼり隊研修 〜水草再生に向けて〜

3月12日(日)、東邦大学大学院の白土智子さんをお招きして、今年度4回目の井の頭かいぼり隊研修を開催しました。白土さんは井の頭池などの水草を研究し、この春に修士論文にまとめました。今回の研修では、その研究成果について発表していただきました。タイトルは、「土壌シードバンクを活用した水生植物の再生可能性 ―東京都の公園での検討―」です。

和やかな雰囲気で講義が始まりました

和やかな雰囲気で講義が始まりました

白土さんは、都内の公園池をフィールドに、池底の土壌中に眠っている水生植物の種子(土壌シードバンク)を研究しています。都内の公園では水草の種類が減少していますが、過去の文献から、かつてどのような水生植物種が生育していたのかを調べ、それぞれの種類が土壌シードバンクから再生するのかどうか、発芽実験を行って検討しました。

研究フィールドの1つである井の頭池では、井の頭かいぼり隊と共同で発芽実験を行いました。
隊員有志が池底の土壌を自宅に持ち帰って専用のプランターに撒き出し、1年間、発芽の有無や生長具合を記録しました。今回の研修は、この調査の報告も兼ねていたため、質疑応答が大変活発でした。

調査で使用したプランター。たくさん発芽したものもあれば、出なかったものも

調査で使用したプランター。たくさん発芽したものもあれば、出なかったものも

講義の後は、来年度の水草調査について意見交換

講義の後は、来年度の水草調査について意見交換

かいぼり後の井の頭池では、59年ぶりに復活したイノカシラフラスコモをはじめ、水草が最大の関心事と言っても過言ではありません。春を迎え、新たな芽生えも確認されている水草たち。今シーズンも目が離せません!

※土壌シードバンク

土壌中に含まれる植物の種子(埋土種子)集団のこと。 池底の土壌には、水草の種子や卵胞子が休眠しており、かいぼりの際に種子が光や低温にさらされる刺激や、水質が改善されることによって、発芽することがあります。土壌シードバンクは、これからの水草再生のカギになる可能性を秘めています。
かいぼり27では、池底の泥を採取してプランターなどに撒き出し、どんな水草が出てくるのか調査を行いました。

●詳しくは下記の「井の頭池だより28」をご参照ください。

池底の土から水草復活なるか!?(2015年12月7日)
水草復活への取り組みスタート!(2016年2月15日)
よみがえれ!水草!!〜かいぼり後に始まった保全とモニタリング活動〜(2016年10月24日)

画像ファイルをダウンロードする(zip形式)

2017年3月27日(月)
約2ヶ月ぶりの水上作業&普及啓発活動!

3月11日(土)の水生生物モニタリングは、約2ヶ月ぶりの水上作業となりました。
前日に設置しておいた張網を回収したほか、透明度と水温を計測しました。2月から池の水の透明度が上がってきて、この日は全域で池底までくっきりと確認できました。

張網を設置するかいぼり隊

張網を設置するかいぼり隊

回収の様子。モツゴなどがいっぱい!

回収の様子。モツゴなどがいっぱい!

午後は、東京吉祥寺ライオンズクラブ、東京武蔵野ライオンズクラブ、武蔵野青年会議所による井の頭公園清掃活動があり、これに合わせてかいぼり隊が生きものの展示と解説を行いました。
ライオンズクラブ等のメンバーは池への関心も高く、かいぼり隊員との会話も弾んでいました。最も関心を集めていたのはイノカシラフラスコモで、「60年ぶりに復活したのだから大事にしていかないと」「きれいな井の頭公園を目指して地域一丸となって取り組んでいきたい」といった言葉をいただきました。普及啓発コーナーには、清掃活動の参加者のほかにも大勢の来園者が立ち寄りました。

快晴の下、普及啓発コーナーを展開

快晴の下、普及啓発コーナーを展開

魚の展示に目が釘づけ!

魚の展示に目が釘づけ!

2016年度は、「井の頭100祭」や「井の頭池生きもの博」を通じて、魚や水草の様子や、池での活動状況について紹介してきました。来年度もこうした普及啓発活動を通じて井の頭池を大切にする気持ちを育んでいきたいと思います。

画像ファイルをダウンロードする(zip形式)

先頭へ戻ります]


ページの最後です]

先頭へ戻ります]