ページの先頭です]

本文まで進みます]


水と緑部会 (Water and Green)

ここから本文です]

  1. ホーム
  2. 井の頭池だより29

2017年7月24日(月)
多摩地域の水草を学ぶ!長池公園野外研修

井の頭池での活動のほかに、年2〜3回の研修を行っているかいぼり隊。今年度第1回目として、八王子市立長池公園へ行ってきました。
この公園は多摩ニュータウンの中にありながら、多摩丘陵の地形をそのまま活かし、江戸時代から残るため池や、里山の景観・自然を保全しています。ハンノキ林、深さの異なるため池、水路、小川、水田など多様な水辺環境があり、湿性植物や抽水植物の種類が豊富です。さらに、近隣地域の水生植物などの域外保全、埋土種子からの発芽実験等も行っています。

田んぼでは水草やトンボなどたくさんの生きものが見られます

田んぼでは水草やトンボなどたくさんの生きものが見られます

今回は園長の内野秀重さんに案内していただき、これらの取組を見学、体験しました。
久しぶりの野外研修ということもあり、かいぼり隊員も張り切っているようでした。
かいぼり隊のほかに都職員をはじめ井の頭池の活動に携わる人たちも研修に同行しました。

内野さん(左端)のお話を真剣に聞くかいぼり隊

内野さん(左端)のお話を真剣に聞くかいぼり隊

まず園内を散策しながら、公園の成り立ちや、これまでの水生植物に関する取組についてお話しいただきました。この日はとても蒸していて、ちょっと歩くだけで汗がにじむような陽気でしたが、木陰に入ると一転してひんやりとした空気に。たくさんの緑に囲まれて、とても心地よく歩くことができました。

美しい雑木林の中も歩きました!

美しい雑木林の中も歩きました!

オカトラノオがきれいに咲いていました

オカトラノオがきれいに咲いていました

お昼休みを挟んで、午後には内野さんに多摩地域の水生植物についての講義をしていただいた後、園内の植生管理作業を実際に体験しました。
今回のメニューは
・ 埋土種子から発芽させ、保護増殖している水生植物の株分け
・ 同じく保護増殖させた水生植物の池岸への植栽
・ 池周りのササ刈り

の3つです。各チームに分かれ、いざ出陣!およそ1時間、夢中になって体を動かしました。

池岸にハンノキやヤナギなどを植栽しました。

池岸にハンノキやヤナギなどを植栽しました。

こちらはニッポンイヌノヒゲの株分け班。手際よく進めていました!

こちらはニッポンイヌノヒゲの株分け班。手際よく進めていました!

皆で協力して池岸に繁茂したアズマネザサを刈り取りました。

皆で協力して池岸に繁茂したアズマネザサを刈り取りました。

生息環境の悪化、減少により都内の水辺から水草が消えつつあります。比較的まだ残っている多摩地域でも年々失われており、水草は危機的な状況に陥っていることを今回の研修で改めて実感しました。
井の頭池も都内における数少ない水草の自生地です。この環境を再び絶やすことのないように、池環境の保全と、水草そのものの域外保全に今後も力を入れて取り組んでいきたいと思います。

1日お疲れ様でした!

1日お疲れ様でした!

画像ファイルをダウンロードする(zip形式)

2017年7月24日(月)
新・自然情報掲示板で井の頭池の情報発信中!

井の頭池周りでは、今年3月に自然情報掲示板を改修・新設し、井の頭池の自然再生の取り組みや生きものについての情報を現地で発信しています。
掲示板は大きいものが2種類と小さいものが1種類、各池の周辺に合計6基設置しました。

2種類ある大きい掲示板は古くなった既存の看板を改修して作りました。
お茶の水橋の近くにある掲示板では、かいぼり事業やその効果を中心に、自然再生の取り組みについて学べます。
七井橋近くにある掲示板では、池での活動情報や、モニタリング調査で見られた生きものの情報などを掲載しています。

自然再生の取り組みを知るには最適(お茶の水橋近く)。

自然再生の取り組みを知るには最適(お茶の水橋近く)。

イベントや活動の予定は定期的に更新します(七井橋近く)

イベントや活動の予定は定期的に更新します(七井橋近く)

七井橋と弁天橋には、井の頭池に生息する在来種の紹介板を2基ずつ設置しました。
その時期によく見られる種や注目種をピックアップして、簡単な解説を掲載しています。
生きもの情報は定期的に更新する予定です。

「あの生きものは何?」の疑問に答える生きもの紹介板

「あの生きものは何?」の疑問に答える生きもの紹介板

せっかく自然再生の取り組みが進んでいるのに、その取り組みや生きものについて見て学べる場所が少ないよね、という思いから始まった自然情報掲示板の設置。
さっそく、掲示板の前で多くの人が立ち止まっている光景が見られています。
これから井の頭池の自然について伝える役割を全うしてくれることでしょう。

にぎわう掲示板。井の頭池の今をお届けします!

にぎわう掲示板。井の頭池の今をお届けします!

画像ファイルをダウンロードする(zip形式)

2017年7月24日(月)
日本水環境学会関東支部より表彰されました

井の頭池でかいぼりと自然再生の取り組みを市民協働で進めてきた東京都西部公園緑地事務所が、公社)日本水環境学会関東支部より平成29年度水環境活動特別賞を受賞しました。また、この取り組みに協働してきた認定NPO法人生態工房さんも奨励賞を受賞しました。

表彰式に出席した都職員とNPOのメンバー

表彰式に出席した都職員とNPOのメンバー

村上和仁関東支部長(右)から賞状を授与される東京都西部公園緑地事務所大道和彦所長(左)

村上和仁関東支部長(右)から賞状を授与される東京都西部公園緑地事務所大道和彦所長(左)

協働によるかいぼりと自然再生の取り組みは、大勢の市民ボランティアの皆さんに支えられています。井の頭かいぼり隊もその1つです。東京都西部公園緑地事務所では、当ブログや園内掲示板、主催イベント等を通して、そうしたボランティアの皆さんの活動を紹介したり、池の自然再生状況を情報発信してきました。かいぼりの実施だけではなく、このような協働の包括的支援の取り組みが、今回、都市域の水辺の自然再生を担う行政のロールモデルとして、学会から高い評価を受けました。受賞のニュースは、6月16日の朝日新聞地方版にも掲載されました。

井の頭池で協働するかいぼり隊・NPO生態工房・都西部公園メンバー

井の頭池で協働するかいぼり隊・NPO生態工房・都西部公園メンバー

画像ファイルをダウンロードする(zip形式)

2017年7月6日(木)
トンボの季節がやってきました!

池の各所でトンボの姿が目に付くようになりました。
これまでに12種類のトンボが確認されています。
池岸を巡回するように飛んでいるオオヤマトンボや、池の上を自由に飛び回っているコシアキトンボ、水草の上に止まっているアオモンイトトンボなど、種類によってさまざまな場所でさまざまな行動が見られます。

ガマ類の上で休息するコフキトンボ

ガマ類の上で休息するコフキトンボ

杭の上にはシオカラトンボ

杭の上にはシオカラトンボ

園路脇で羽化している個体も見られるかもしれません(シオカラトンボ)

園路脇で羽化している個体も見られるかもしれません(シオカラトンボ)

トンボ類のモニタリング調査は井の頭かいぼり隊が担当しています。
昨年から引き続きでヤゴの羽化殻調査を月2回と、今年から成虫の目視調査も月1回行っています。
昨年の研修の成果を生かして、毎月の調査に励んでいます。

写真に収めたり、網で捕獲したり・・・(写真提供:井の頭かいぼり隊・金子博子氏)

写真に収めたり、網で捕獲したり・・・(写真提供:井の頭かいぼり隊・金子博子氏)

アメリカザリガニ防除のワナにも羽化殻発見!

アメリカザリガニ防除のワナにも羽化殻発見!

ちょうど6月中が羽化数のピークで、季節が移るにつれて見られる種類も変わっていきます。
今年は何種類のトンボが見られるか楽しみですね。

画像ファイルをダウンロードする(zip形式)

2017年7月6日(木)
今年もすくすく!カイツブリのヒナたち

今年も水鳥のカイツブリが池の各所で順調に子育てを進めています。
昨年より多い6つがいが見られ、これまでに24羽のヒナが誕生しました(6月30日現在)。
まだ抱卵中のつがいや2回目の子育てに励む場合もあるため、さらに多くのヒナが生まれるかもしれません。

水面に倒れた枝などに落ち葉や水草を積み重ねて浮巣を作ります。<br />今年はサクラの時期から巣作りが始まっていました。

水面に倒れた枝などに落ち葉や水草を積み重ねて浮巣を作ります。
今年はサクラの時期から巣作りが始まっていました。

抱卵中。卵が孵るまでは22日前後

抱卵中。卵が孵るまでは22日前後

孵ってすぐは、親鳥の背中が特等席

孵ってすぐは、親鳥の背中が特等席

かいぼり後に個体数が爆発的に増えている在来魚・エビ類がヒナたちの主な食事メニューです。
昨年に比べると、スジエビなどのエビ類を頻繁にあげているようです。
在来魚のモツゴやトウヨシノボリを給餌する様子も見られます。

小型のエビはヒナのエサに最適です。

小型のエビはヒナのエサに最適です。

そろそろ親離れの時期が近づくヒナたちも。

そろそろ親離れの時期が近づくヒナたちも。

たくさんのつがいが子育てに励んでいて喜ばしい限りなのですが、困ったことも起きています。
営巣場所が十分でないため、ボートが頻繁に行き交うすぐそばに営巣しているのです。
気づかずに巣に接近・激突しそうになる人や、可愛さに惹かれて近づいてしまう事態が多発しています。

カイツブリ(赤丸)に近づくボート(写真は2015年に撮影)

カイツブリ(赤丸)に近づくボート(写真は2015年に撮影)

遠くから温かく見守って、カイツブリの子育てを応援しましょう!
今年は何羽のヒナが無事に育つのか、楽しみですね。

画像ファイルをダウンロードする(zip形式)

先頭へ戻ります]


ページの最後です]

先頭へ戻ります]