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水と緑部会 (Water and Green)

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2017年12月27日(水)
いよいよスタート、かいぼり29

年末も押し迫り、井の頭池で3回目のかいぼりが始まりました!
現在、池の周囲には立入防止ネットなどが張られています。貸しボートの陸揚げも始まりました。
このスワンちゃんたちが陸にいる風景、いつ見てもシュールで哀愁が漂っています。

桜が咲く頃には生まれ変わった池に入れるから、しばらく待っててね〜。

12月26日からはいよいよポンプを使った排水が始まりました。
こちらは弁天池に設置したポンプ。

園路脇を通して下流へと送水します。

ひょうたん池に大量の水が排水されています。

かいぼり期間中、皆さまにはご不便、ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

今後も排水を進め、1月13・14日のかいぼり祭での「おさかなレスキュー隊」の活動に向けて水位を下げていきます。
現在の池の様子はこちら。

お茶の水池(12月27日撮影)

お茶の水池(12月27日撮影)

弁天池(12月27日撮影)

弁天池(12月27日撮影)

まだ池にはたっぷり水があります。水位は徐々に下がってきているのですが、ぱっと見ではまだまだ分かりにくい程度です。
池の様子については今後も随時お知らせしていきます。これからの変化にドキドキわくわくしますね!

おさかなレスキュー隊に参加する皆さん、かいぼり隊を始めボランティアの皆さん、関係者の皆さん。いよいよかいぼり29本番ですよ! 正月休みはイメージトレーニングと健康管理を怠らず、本番に備えてください!

今年も1年間、井の頭池だよりをご愛読いただきありがとうございました。
井の頭恩賜公園が開園100年を迎えた今年、かいぼり隊と共に、かいぼり後の池の状況を把握するため池の生きもののモニタリング調査を行ってきました。
年明けには3回目となるかいぼりが本格的に始動していきます。来年も井の頭池を温かく見守っていただき、応援していただけると嬉しいです!

井の頭恩賜公園公式キャラクター「ひゃくさいくん」

井の頭恩賜公園公式キャラクター
「ひゃくさいくん」

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2017年12月26日(月)
慰霊祭を行いました

12月17日(日)、年末恒例の慰霊祭を執り行いました。
井の頭池での活動で駆除した外来種、そして外来種に捕食されてしまった在来種の生きものに、追悼の祈りを捧げました。

お供えは、かいぼり隊の皆さんも持ちよります。アメリカザリガニや魚のエサになりそうなものから、こちらはまるで収穫祭のようになっています。

思い思いのお供えに、生きものへの愛情が詰まっていると思うと、心が温かくなります。人間が食べられる物は、後でおいしくいただきました。

生きるということはほかの生きものの命を奪うことでもありますが、駆除された外来種、それに食べられてしまった在来種の命は、本来は奪われるはずのなかったものです。これらを慰霊し、今後奪われる命を減らすことができるように、活動への使命を心に刻みました。生きものを外へ放さない。飼育者の方々がこのことを心がけてくれますように。

年明けには、いよいよかいぼり29本番です。気持ちも新たに活動に取り組んでいきます。

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2017年12月22日(金)
井の頭100祭フィナーレ!

10月の台風で開催中止となった井の頭100祭ですが、2017年の開園100周年をみんなでお祝いしたいという多くの方からのご要望にお応えして、11月26日に「井の頭100祭フィナーレ」を開催しました。当日はお天気にも恵まれ、ステージイベントなどさまざまな楽しい企画でにぎわい、多くの方にお越しいただきました。

にぎわうかいぼりブース

にぎわうかいぼりブース

100祭公式キャラクターひゃっこちゃんも井の頭池の在来魚が気になる。

100祭公式キャラクターひゃっこちゃんも井の頭池の在来魚が気になる。

今回も井の頭かいぼり隊は再生しつつある池の現況を伝えるべく、ブース出展しました。そして新企画「かいぼりふかぼりクイズ」を実施。参加者に井の頭池かいぼりにまつわる7つの問題に挑戦してもらい、全問正解すると「かいぼりがわかる本」をプレゼント。展示をよーく読まなければ分からない問題もあり、今回参加者の全問正解率は20%でした。我こそは<かいぼり通>と思う方は、次回ぜひ挑戦してください。

クイズの答え合わせ中

クイズの答え合わせ中

さらに、かいぼり隊の普段の防除活動をお手伝いする「チョコッとかいぼり隊」も午前・午後の2回開催しました。今回からは事前申込み制としましたが、予想をはるかに上回る早さで定員80名に達して募集をすぐに〆切ました。さらに、当日キャンセルも無く、参加者の皆さんの熱心さにかいぼり隊も驚いていました。

カゴワナでどんな生きものが捕れたかな?

カゴワナでどんな生きものが捕れたかな?

このハゼは何という種名かな?

このハゼは何という種名かな?

かいぼり隊による生きもの解説コーナーも大人気です。

かいぼり隊による生きもの解説コーナーも大人気です。

なお、今年のかいぼり隊によるアメリカザリガニ防除と池の生きものモニタリングは11月ですべて終了しました。
あとは来年1月のかいぼりと魚捕りを待つのみ。かいぼり隊は1月〜3月のかいぼり&池干し中も展示やイベントを実施します。くわしくは当HPで日程等ご確認ください。

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2017年12月22日(金)
かいぼり隊、陸に上がる 〜生きもの豊かな湿地づくり〜

かつての井の頭池には、池から陸へと岸辺が緩やかに傾斜し、水面と陸地の境界が不明瞭な湿地があったりして、水辺環境は複雑で多様でした。ところが現在の池岸は、垂直護岸で水深が深いため、浅場や湿地がほとんどありません。
浅場や湿地は、稚魚や水生昆虫などのすみかとなり、それらを食べる水鳥もやってきます。こうした生きものを回復させるには、かいぼり以外の取り組みも必要です。井の頭池に良質な湿地を増やして生物多様性を回復させるために、かいぼり隊が水辺の環境整備活動を行いました。

11月12日と19日の2日間、まずは既存の浅場のうち、植物が繁茂し過ぎて暗くなっている場所の手入れをしました。

〈Before〉お茶の水池のヨシ原を刈り取り更新しました。

〈Before〉お茶の水池のヨシ原を刈り取り更新しました。

〈After〉刈ったヨシを陸へ搬出。来春には地下茎から若々しい芽が伸びてきます。

〈After〉刈ったヨシを陸へ搬出。来春には地下茎から若々しい芽が伸びてきます。

ヨシなどの抽水植物は、放っておくと生え方が過密になり、枯れ葉も堆積して、衰退していきます。定期的に刈り取ることで、ヨシ原の若返りを図ることができます。

低木の除伐。水辺に光が差して水草が芽生えてくるかも!?(弁天池)

低木の除伐。水辺に光が差して水草が芽生えてくるかも!?(弁天池)

池に慣れているかいぼり隊は、水中作業もなんのその(お茶の水池)

池に慣れているかいぼり隊は、水中作業もなんのその(お茶の水池)

一方、こちらはトウネズミモチやシュロなどの外来樹が繁茂していた島。これらの常緑樹が光を遮って水面を暗くし、水草や湿地の植物の生育を阻害していました。これらの低木を除伐して明るい水辺環境を回復しました。

伐った材は池畔の土留め柵に。しっかり編み込みました(弁天池)

伐った材は池畔の土留め柵に。しっかり編み込みました(弁天池)

整備後の現在、この島では低木が減り、さっぱりした景色になっています。来春には、さまざまな植物が発芽することでしょう。期待通りに水草や湿地の植物が生えてくるでしょうか? またひとつ、井の頭池に気になる場所ができました。

1週間後、明るくなった岸辺でしきりに潜水するオオバン(お茶の水池)

1週間後、明るくなった岸辺でしきりに潜水するオオバン(お茶の水池)

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2017年12月1日(金)
気になる!? アメリカザリガニ事情2017

かいぼりではあまり捕れない、しかし放っておくと池の水草を切断・採食してしまう外来種のアメリカザリガニ。かいぼり25が終わった2014年6月からお茶の水池で、2016年からお茶の水池、ボート池、弁天池の3つの池で、毎年かいぼり隊がカゴワナを使って防除をしています。一般的にアメリカザリガニは繁殖力が強く、駆除してもすぐに増えてしまうため、大きな池や沼で個体数を減らすことは難しいと言われています。井の頭池の状況はどうなっているのでしょうか。9月までの捕獲数をまとめましたので、簡単にご報告します。

かいぼり隊によるカゴワナの回収

かいぼり隊によるカゴワナの回収

2017年のザリガニ防除は週1-2回実施し、池に計170基のカゴワナを設置しました。下図は、2014年から2017年のカゴワナ1基あたりのザリガニ捕獲数(CPUE)を月ごとに示したものです。これらの図から分かることを以下に解説します。

○駆除しやすい時期
どの池においても、アメリカザリガニの捕獲数は5〜7月に多くなり、水温が上がる8〜9月に減少、10月以降は微増または同程度で推移しました。5-7月に防除活動を頑張ると、効率的にザリガニを減らせるかもしれません。

○お茶の水池とボート池の状況
お茶の水池の捕獲数は2016年に前年と比べて倍以上に増加しました。しかし、2017年にはまた2015年と同程度まで減少しました。ボート池も、2017年の捕獲数は2016年に比べて大きく減少しました。
2016年1-3月に実施したかいぼりで、ザリガニの捕食者であるオオクチバスを根絶しました。このため、お茶の水池では一時的にザリガニが増えてしまったかもしれません。2017年の減少については、前年までの防除による効果か、他の環境条件によるものか、原因はまだよくわかりません。

○弁天池の状況
2017年4月〜8月の捕獲数は前年よりとても多くなりました。弁天池は他の2つの池よりもザリガニが増えやすい要因があるのかもしれません。弁天池には絶滅危惧種イノカシラフラスコモの群生地もあるので、これ以上ザリガニが増えないよう早めに対策を考えていく必要があります。

各年のカゴワナあたりのアメリカザリガニ捕獲数推移 お茶の水池

各年のカゴワナあたりのアメリカザリガニ捕獲数推移 ボート池

各年のカゴワナあたりのアメリカザリガニ捕獲数推移 ※弁天池のみ縦軸の目盛が異なります。

各年のカゴワナあたりのアメリカザリガニ捕獲数推移
※弁天池のみ縦軸の目盛が異なります。

1日で捕れるアメリカザリガニの全量(2017年7月)。弁天池では400匹以上のアメリカザリガニが捕れる日もありました。

1日で捕れるアメリカザリガニの全量(2017年7月)。
弁天池では400匹以上のアメリカザリガニが捕れる日もありました。

弁財天の護岸にはたくさんのアメリカザリガニが目視できました(2017年5月)。

弁財天の護岸にはたくさんのアメリカザリガニが目視できました(2017年5月)。

2017年のかいぼり隊によるアメリカザリガニ防除活動は、11月いっぱいで終了です。この結果をもとに、来年はより効率的な防除に取り組んでいきたいと思います。

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