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水と緑部会 (Water and Green)

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2017年12月1日(金)
気になる!? アメリカザリガニ事情2017

かいぼりではあまり捕れない、しかし放っておくと池の水草を切断・採食してしまう外来種のアメリカザリガニ。かいぼり25が終わった2014年6月からお茶の水池で、2016年からお茶の水池、ボート池、弁天池の3つの池で、毎年かいぼり隊がカゴワナを使って防除をしています。一般的にアメリカザリガニは繁殖力が強く、駆除してもすぐに増えてしまうため、大きな池や沼で個体数を減らすことは難しいと言われています。井の頭池の状況はどうなっているのでしょうか。9月までの捕獲数をまとめましたので、簡単にご報告します。

かいぼり隊によるカゴワナの回収

かいぼり隊によるカゴワナの回収

2017年のザリガニ防除は週1-2回実施し、池に計170基のカゴワナを設置しました。下図は、2014年から2017年のカゴワナ1基あたりのザリガニ捕獲数(CPUE)を月ごとに示したものです。これらの図から分かることを以下に解説します。

○駆除しやすい時期
どの池においても、アメリカザリガニの捕獲数は5〜7月に多くなり、水温が上がる8〜9月に減少、10月以降は微増または同程度で推移しました。5-7月に防除活動を頑張ると、効率的にザリガニを減らせるかもしれません。

○お茶の水池とボート池の状況
お茶の水池の捕獲数は2016年に前年と比べて倍以上に増加しました。しかし、2017年にはまた2015年と同程度まで減少しました。ボート池も、2017年の捕獲数は2016年に比べて大きく減少しました。
2016年1-3月に実施したかいぼりで、ザリガニの捕食者であるオオクチバスを根絶しました。このため、お茶の水池では一時的にザリガニが増えてしまったかもしれません。2017年の減少については、前年までの防除による効果か、他の環境条件によるものか、原因はまだよくわかりません。

○弁天池の状況
2017年4月〜8月の捕獲数は前年よりとても多くなりました。弁天池は他の2つの池よりもザリガニが増えやすい要因があるのかもしれません。弁天池には絶滅危惧種イノカシラフラスコモの群生地もあるので、これ以上ザリガニが増えないよう早めに対策を考えていく必要があります。

各年のカゴワナあたりのアメリカザリガニ捕獲数推移 お茶の水池

各年のカゴワナあたりのアメリカザリガニ捕獲数推移 ボート池

各年のカゴワナあたりのアメリカザリガニ捕獲数推移 ※弁天池のみ縦軸の目盛が異なります。

各年のカゴワナあたりのアメリカザリガニ捕獲数推移
※弁天池のみ縦軸の目盛が異なります。

1日で捕れるアメリカザリガニの全量(2017年7月)。弁天池では400匹以上のアメリカザリガニが捕れる日もありました。

1日で捕れるアメリカザリガニの全量(2017年7月)。
弁天池では400匹以上のアメリカザリガニが捕れる日もありました。

弁財天の護岸にはたくさんのアメリカザリガニが目視できました(2017年5月)。

弁財天の護岸にはたくさんのアメリカザリガニが目視できました(2017年5月)。

2017年のかいぼり隊によるアメリカザリガニ防除活動は、11月いっぱいで終了です。この結果をもとに、来年はより効率的な防除に取り組んでいきたいと思います。

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